【高校入試】2019兵庫県:国語

3月12日、公立高校入試がありました。
高校生の皆さん、今年はコロナ休校などある中で、本当にお疲れさまでした。
試験が終わって、結果を待つばかりですが、問題傾向を少し見ておきましょう。
数学】【英語】に続いて【国語】です。


【国語】

難易度は例年と変わらない程度だったと言いたいのですが…。
今回、一番最初のテストが国語で、しかもその第1問が、こんな形式で出されたというのは、今年のテストに波乱を呼ぶのに十分な幕開けでした。

塾でも学校でも教える立場の人間は、大学受験も見ている立場なので、「こう来たか!」と思えるのですが、それでも、中学生に対して、この問題の対策を指導できていた兵庫県下の塾は、まずないと思います。

もちろん、古文・漢文・小説・論説文についての対策は変わるものではなく、時間配分を組み立て直して臨めば、なんとかなるテストではありました。

とは言え、多くの学生は、パニック状態だったろうな、と思います。


1.【思考力問題】

1問目、昨年はまだ、挨拶文(気候の挨拶)に寄せた問題になっていましたが、今年はがっつりと、「教育改革」を意識した問題が出題されました。

ただ、ちゃんと読めば解けるように出来ていて、形式に驚かされても、
冷静に考えれば解けるようなレベルにはなっています。

とは言え…ですね。

今年の受験生の戸惑いももっともですし、来年以降もこの形式の問題が出されるのならば、どう対応していくか、類問が少ないだけに、悩ましい問題ではあります。

 


2.3.【漢文・古文】

いわゆる「古典」の問題ですが、難易度としては、少し高めだったと思います。
特に漢文の方は、答えに迷ったのではないでしょうか。

「古典」の勉強については、とにかく「音読」することです。
「漢文」も、書き下しされれば「古文」の範疇です。

文法は後回しで良いので、意味が分かるまで音読しておくことが、なによりの対策になります。

 


4.【小説】

小説文は、蜂谷涼さんの『曙に咲く』からの出題でした。
曙に咲く [ 蜂谷涼 ] 曙に咲く [ 蜂谷涼 ]

1,980円
楽天

兵庫県の過去問としては、部活動などを主題とした同時代的な小説が多かったため、少し戸惑ったかもしれません。

しかし、「小説文では、作者がちりばめた登場人物の心の動きをいかに正確に丁寧に拾うかが重要」という原則は揺るぎません。

時代背景までくみ取りつつ、それぞれの登場人物の心情にどれだけ寄り添うことが出来るか、ということになります。

…という試験対策的な話はさておいて、正直、小説は、楽しみながら読むのが一番の勉強です。

特に兵庫県の問題は、中学生に是非読んで欲しいなという出題者の意図が見える作品選びをしています。
試験対策、ということではなく、純粋に、過去問を通じて、お気に入りの作者に出合う、という体験があっても良いな、と思うのです。

 


5.【論説文】

福岡伸一先生の『動的平衡2』からの出題。
これはもしかすると読んだことある人もいるでしょう。
と言いたいところですが、高校生ならともかく、中学生だと少数派でしょうね。
その意味では、読んでいた人は「さすが」ですし、読んでなくても気にするほどの差ではありません。
さて、論説文は、「いかに作者の意図を汲めるか」に尽きます。
「作者が何を言わんとしているか、ちゃんと読めているか?」をいかに問うか、ということを問題作成者は考えているのです。
福岡先生の文章は読みやすいので、その意味では意味を捉えやすかったのではないでしょうか。
これも、是非、高校合格の暁には、是非読んでもらいたい本ですね。

さて、今回のテストについて、ざっと目を通しましたが、
最初の問題のインパクトが、どこまで影響したかですね…。

正直、1番の問題について

a.気持ちよく解くことが出来た
b.戸惑いながらもなんとか解けた
c.本気でペースを乱された…

のどれだったかで、国語のみならず、全体の成績に響いてくる気がします。

その意味では、今年度の問題は難問というより、曲者でしたね。


以上、今年度の【国語】について、駆け足で見てきました。
また、他の教科についても見ていきたいと思います。

人事を尽くして天命を待つ」の言葉通り、あとは発表を待つのみです。

皆様の前に明るい未来が待っていることを願って!

中高生向け授業 についてはこちら
小学生のための理科実験塾
中高生のための難関校対応塾!

 

コメントを残す