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【休校対応】高校入試対策:英語(長文編)

    06_受験関連,英語

兵庫県の公立高校入試対策として、英語のやるべきことを書いておきます。
(過去問を前提としています。)

長くなるので、「長文編」と「文法・単語編」に分けています。

英語長文のカギは何といっても「スピード感」です。
速く読めれば読めただけ、問題を解く時間を長くすることが出来ます。

それなりの速さで読むためには、いくつかコツがあります。
入試前ということで、効果的な方法をお伝えします。

シチュエーション把握
質問リーディング法
単語ではなくストーリーを掴む

この3つを使いこなすことで、劇的に読むスピードが上がります。

シチュエーション把握

これは、文章を読む時に、その状況を把握する、ということです。

例えば、レストランで「黄色いソックスをください」という会話はありえませんよね。
レストランには、レストランに相応しい会話があります。
KUMIが英語のスピーチコンテストのために作った原稿、に政治の問題などは扱われないでしょう。

ある程度、どんなことが書かれているかを把握し、内容を想定して読むことで、読むスピードはぐんと上がります。
逆にどんなシチュエーションか分からずに文章を読むと、それだけで読むスピードが落ちてしまいます。

ですので、問題文の日本語で書かれている部分も、ヒントだと思って目を通してください。
あるいは、「注」のところに書かれている単語を見て、本文を読む前に、例えば「これは環境問題の話だな」と類推することも出来ます。

これだけでも、読むスピードが変わりますから、是非試してみてください。

質問リーディング法

文法編でも話をするのですが、英語では結論を先に言います。
そして、そのディテール(詳細)を後から付け加えていく、という語順になっているのです。

例文で見てみましょう。

I went to the park with my dog yesterday.

という英文は、まず「私は行きました」と「結論」から言っています。

日本語に訳す、となると、後ろからだ何だ、という話になるのですが、ネイティブスピーカーは当然そんなことを考えているわけではありません。

ここで「質問リーディング法」を使うのです。
これは、あえて、全文を日本語に訳すことをせず、頭から順番に、こちらからの質問を挟みながら読んでいく方法です。

私は行きました」→「どこへ?」→「公園へ」→「誰と?」→「飼い犬と」→「いつ?」→「昨日

「日本語に訳せ」の指示がなければ、日本語に訳す必要はなく、内容が理解できていれば良いのです。
「後ろから」日本語に訳すのは、同じ文章を2回読むという手間をかけていることになります。
極端に言えば、英語のままで理解しないということは、2倍の時間をかけているということになるのです。

これでは時間がもったいないですね。

「関係代名詞」や「分詞の形容詞的用法」も文法的に考えるのではなく、この読み方をすると楽に意味が取れるようになります。

I know the girl who is singing there.

私は知っている」→「誰を?」→「その少女を」→「その少女は何をしている?」→「歌っている」→「どこで?」→「あそこで

前から、自分から質問するつもりで読んで、英語の語順のまま内容を把握することで、長文が楽に読めるようになります。

単語ではなくストーリーを掴む

時には、難しい、覚えていない、忘れた単語が長文中に出てくることもあるでしょう。
そういう時には、迷わず「注」を見てください。
もしかすると、その単語の意味が載っているかもしれません。

単語の意味が分からなくても、文章を読み続けることが大事です。
ここで、最初の【シチュエーション把握】に戻るのです。

何についての話で、どういう内容か、が分れば、単語の意味は後から分かります。
あるいは、1つ2つの単語の意味が分からなくても、全体の「論調」が分れば良いのです。

これを意識するだけで、難しい単語に頭を悩まして、文章が読めなくなる、ということがなくなります。
難しい単語は読み飛ばして、「文章(ストーリー)」の理解を意識しましょう。

以上、英語の長文対策について駆け足で見てきました。

これらの方法は、慣れないと使いこなせないかもしれませんが、分かると一気に読むスピードが上がります。
具体的に分からないという場合は、お気軽にお問合せ頂ければと思います。

残された時間は限られていますが、今こそが成長のチャンス、合格への道を描くチャンスです。
時間を有効に活用して、描きたい夢を描きましょう!

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