キッズアース播磨町校「共明塾」

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【金物の街・三木】「鍛冶でっせ!」に行ってきました!

    05_見学・おでかけ
兵庫県の北播磨に位置する三木市は、「金物(かなもの)の街」として知られています。
この歴史は、豊臣秀吉による「三木城攻め」にまでさかのぼります。
秀吉による壮絶な兵糧攻めにあった別所長治は、自らの命と引き換えに、この戦いに終止符を打ちました。
この後、豊臣秀吉は、焼け野原となった三木の街の復興をはかります。
この復興需要に応える形で、大工道具とその道具を作る鍛冶職人が集まってきました。
三木の復興が一段落し、復興に携わった大工たちは各地に出ていきました。
この時、大工達の持っていた道具の評判が良く、三木の金物は全国に知られるようになったそうです。
(参考:三木市公式サイト

鋸(のこぎり)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鏝(こて)、小刀(こがたな)の5品目が日本の伝統的工芸品に指定されている、とのことですが、これらは基本的に大工道具。
「戦いのための道具」ではなく、「復興のための道具」から始まった、というのが面白いですね。
三木刃物として有名なのは「肥後守(ひごのかみ)」。折りたたみナイフです。
一般名称として使われることもありますが、この名前は登録商標です。

さて、5月25・26日に「かじやの里 メッセ三木」で行われた第8回「鍛冶でっせ!」は、「使って・遊んで・学んで納得! 三木かなもんのすばらしさ!」というフレーズの通り、日頃できないようなクラフト系の体験ブースが並び、大盛況でした。

時間の関係で、参加・体験こそあまり出来ませんでしたが、
「親子で鍛冶屋体験」(5寸釘からペーパーナイフを作る)
「親子でマイ包丁づくり体験」(研ぎや柄付けを体験して刻印を入れる)
「砥石をつくろう」「石鹸彫刻」「マイボールペンづくり」
「タイルを使った鍋敷き&壁掛けづくり」
「壁材で作るコースター作り」
「大工さんとカンナ削り&鰹節削りをしよう!」
「スプーンづくり」「マイ箸づくり」
「竹あかり作り」「竹のオリジナル栞」等々(詳しくはこちら
あまり他では見ない体験がたくさんあって、眺めて回るだけでもワクワクしました。

また、ご当地ヒーロー「金物戦隊かなもんジャー」の三人、
「大工レッド」「園芸ブルー」「工具シルバー」も
じゃんけん大会に駆けつけてくれていました。

本当は、「金物鷲」が見たかったのですが…。
(「金物鷲」について詳しくはこちら
これは、秋に行われる「三木金物まつり」までお預けですかね。
三木には三木市立金物資料館もあります。
こちらも、さまざまな「鍛冶」製品が並んでいて、小さいながらも充実した資料館ですよ。
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