キッズアース播磨町校「共明塾」

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【進化する技術】「QRコード」のひみつ

    03_自由研究
私が小学生の頃、子供向けの科学雑誌で、こんな記事を目にしました。
今のバーコードより、さらに情報量の多いコードが開発されている。
そのコードは「田」のような形をしていて、これだけで16種類のデータを表現できる
当時、意味が分からないなりに、将来使われる技術なんだろうなぁ、いつ実現するのかなぁ、と思っていました。それから20年近く経ち、「QRコード」を見た時に、「あの技術だ!こうなるのか!」と驚きました。

さて、共明塾でも、チラシなどに塾のサイトへの誘導でも使っている「QRコード」ですが、これは「Quick Response」の略で、高速読取を意味しています。


(キッズアース播磨町校の問合せページへのリンクです)
QRコード」は、1994年にデンソーウェーブさんが開発し、発表しました。
現在も特許権はデンソーウェーブさんにありますが、誰でも使ってよいオープンソースとして公開されています。
バーコードは、横に数字が並ぶ(1次元の)コードですが、これを縦と横に組み合わせて2次元にすることで、情報量を増やすと同時に読み取りやすいコードとなっています。
この技術のキーとなっているのが、隅にある「切り出しシンボル」。
これがあることで、どんな角度からでも読み取りが出来るようになっているそうです。

私が読んだ記事を、もう少し丁寧に読み解いてみましょう。

「田」の字には、4つの枠があります。
この枠を白と黒で塗り分けることで、たったこれだけのスペースで16種類の表現が可能になるのです。

白と黒を「0」「1」だと考え、例えば左上を上から1桁目、右上を2桁目、右下を3桁目、左下を4桁目とすると、2進法の4桁の情報、と考えられます。

これをさらに縦に横に組み合わせ、並べていくことで、大量のデータをやり取りすることが出来る、というわけです。

さて、2次元コードと呼ばれるものは、「QRコード」以外にもいくつかあります。
また、「2進法」の考え方は、コンピューターやデータについて考える基本になりますので、これについて調べてみるのも面白いのではないでしょうか。
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