【大学入試改革】「思考力」をどう見るか

センター入試改革の話の中で、座長を務める先生が、現行のセンター試験に対して「クイズ問題のような」という表現をしていました。その先生が学長をしておられる大学こそ、「クイズ問題」そのもの、本当にどうでも良いマニアックなことを聞いてくることで有名なので、思わずニュースを二度見してしまいましたが…ご自身の大学の入試問題はは改善できたのでしょうかね?

現行のセンター試験は、4択でありながら、(「国語」を除いて)基礎学力を問うにはちょうど良いレベルで設定されていると感じます。

しっかり学んでおけば、満点を取ることも無理ではありません。

もちろん、人間ですから、ケアレスミスもありますし、1問1点というわけではありませんから、実際に取るのは難しいですが。

冒頭に某大学を揶揄するような表現を載せましたが、これからの入試では、「クイズ問題」を解けるだけではいけません、というのが、本題なので、あえて触れさせて頂きました。

では、どういう問題が、「思考力」を見る問題なのか、を考える際に、是非見て頂きたいのが、東大の日本史の問題です。

実際にいきなり解くのは難易度が高いので、この本を参考にして頂ければと思います。

シリーズ化されているので、ご覧になった方も多いかと思います。

高校生諸君には、本を読むだけでなく、実際に問題に取り組んでみて頂きたいと思います。

某大学の「クイズ問題」のようなマニアックな単語知識なんて必要ありません。

ただ、歴史をしっかりした「流れ」で理解しているか、同時代にどんなことがあったか、丁寧に謙虚に歴史を学び、「問い」が射程にしている「問題意識」を考えることで、答えはおのずから見えてきます。

私自身、「東大日本史」を受験したわけですが、問題を解き終わって、自分の解答に驚かされる、頭が良くなった気にさせられる、というのは、初めての体験でした。

東大の先生の作られた問題によって、それまで得てきた知識が組み合わされて、一段レベルが引き上げられる。得難い体験をしたと思います。

「学校では学ばない歴史」を冠した本は溢れていますし、もちろん。、こういった本を読んだり聞いたりして得られるものもありますが、「問題を解く」=「自分の頭で考える」ことこそ、「思考力」の鍛錬になるのではないでしょうか。

私自身、よく引き合いに出させて頂いている本として、

という本がありますが、この中で取り上げられている「順天堂大学の写真問題」(この表紙の写真を見て800字で説明せよという問題)では、思考力よりも、発想力が問われている気がします。

むしろ、「思考力」を問う問題としては、東大の日本史を簡単にしたような、時代背景を考えながら、資料に書かれている内容を考える、という形が主流になるのでは、と考えます。

もちろん、これは日本史に限った話ではなく、世界史でもそうでしょうし、地理などでは、話題になった「ムーミン問題」のように、知識の組み合わせで、選択肢を絞り込んでいくような問題はスタンダードになってくると思います。

数学や理科については、具体的・具象的な事例から、それを抽象化して一般化させる、という、現実の思考プロセスに沿ったような問題が主流になってくるでしょう。

既に実施された「プレテスト」については、また詳しく分析しますが、大きな流れとしてはこういう形に進んでいくと思います。

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