キッズアース播磨町校「共明塾」

ブログ・お知らせ

【高校受験】兵庫県公立高校入試 解いてみました

    06_受験関連
SDGsアドバイザーが講師をつとめる、兵庫県の理科実験教室キッズアース播磨町校です。
サイエンスショーや、Youtubeでの「1分間実験動画」配信なども行っています。お気軽にお問合せください。
東大卒講師が勉強のノウハウを楽しく教える、播磨町の共明塾です。神戸、加古川、明石、高砂からも是非お越しください。

3/12、朝に駅へ行くと、雨の中、いつもは見ない中学生たちの姿がありました。
 そう、3/12は公立高校入試の日だったのです。

受験生の皆様は、雨の中、慣れない環境の中での兵庫県公立高校入試、本当にお疲れさまでした。
皆様の努力が報われますことを祈念いたします。

結果がどうであれ、努力したことそのもの、問題が解けずに感じた悔しさ、そういったもの全てが、必ず自分の糧になりますし、糧にすることで成長することが出来るのだと思います。

さて、受験生の皆様に寄り添う意味もあり、代表講師として、私自身も時間を計って5教科の解答に挑みました。
正直な感想を述べたいと思います。あくまでも感想となりますので、個別の問題の解き方などは、直接ご相談ください。


【数学・理科】

いやぁ、数学・理科は時間が厳しい!
分かってましたが、時間制限ありで解くと焦りますね。

生徒には簡単な問題を先に、と言っていますが、実践するのは難しいなぁ、というのが正直なところです。
解けるか解けないかの判断が微妙。

数学は、後回しにした問題を解く時間がなくなってしまいました。
かと言って最後まで全部解けたわけでもないので、私自身は満点取れませんでした。

最後の問題がとても良問だな、と。
難しいのですが、箱ひげ図について理解を深められる、面白い問題だと思います。
今までの、見たことのないルールを理解しながら解く問題よりも、この方が実践的というか、とっつきやすいというか。

理科については、生物・地学分野でも頭使う問題があって、ここで時間を使ってしまった感じです。
私自身は、この分野ノーミスでしたが、結構迷う問題もありますし、読み違いや知識の欠如などで、満点は厳しいだろうな、と思いました。

化学・物理の計算問題については、ものすごく難しい、というわけではないのですが、時間がなくて焦っている中で、状況を整理して考えて、としていると、本当に時間が足りませんでした。

解ける問題を先に、は原則なのですが、チャレンジできそうなのに次の問題に進む勇気はなかなか出てこないですね。
時間配分をしっかり考えて、の方が有用なのかもしれません。


【国語・社会】

国語の1問目、しばらく「多資料読解」になっていましたが、ここで俳句とその鑑賞を出してくるのは予想外でした。
しかも、芭蕉からの小西来山って、正直誰やねん、と。次が漱石ですしね。

漢文・古文も少し硬めのお話でした。
いつもはもう少し軽めの読み物だったので、しっかりと過去問対策していた人ほど、ギャップがあったかもです。
レベル自体はそう変わらないのですが、解きにくかったろうな、とは思います。

小説も、こういう方言交じりの文章は、結構読解に手間がかかるかな、と。
内容自体は、中学生くらいの感性に寄り添った小説なので、理解はしやすいと思うのですが。

論説文は現代社会の構造についてで、分かりやすく説明している文章だなと思いましたが、中学生の目から見ると少し小難しいかもしれません。
何より問題文(選択肢)の文章量が多い(笑)

国語が最初にあったことで、疲れてしまった受験生もいるのでは、と思いました。


社会については、ひねってあるなと感じましたが、例年通りっちゃそうなのかな…。

最初の世界地理が、結構難問だったのではないか、と思います。

日本地理も九州地方メインで、面白い問いかけ方をするな、と思いました。

歴史の問題で沖縄が問われていたのは、問いかけ方も含めて、なるほどでしたね。

公民分野については、細かいところを聞くなぁ、というのが感想です。
「被告」と「被告人」の違いとか、公民でやるんですね…。
18歳と20歳についての問題は、大人の方が解けないかもしれません。



【英語】

リスニングはやっていないので、その点はご容赦ください。

今年はかなり難しくなるかもと思っていたのですが、そこまで急にギアが上がった感じではありませんでした。
問題まで英語で書かれた問題とかが出てもおかしくないと思っていたのですけれど。

とは言え、中学英語にしては難しいだろうな、注釈入れてあげて、と思わせられる単語が容赦なく出ていましたし、イラストとかの入れ方が、なんというか優しくない、つまり、読みやすさにつながってないので、読むのに時間かかるし、かなり解きにくかったろうなと思いました。

大学受験で出ても、どのレベルとは言いませんが、満点取れない生徒は多いのではないかと思いますし、一方で、ちゃんと読めさえすれば、満点は難しくない、なかなか絶妙なラインの問題作成です。

私自身、特定教科で点を取って逃げ切るタイプではなく、どの教科もまんべんなく取って、総合点で勝負するタイプでしたので、私が中学生なら、そこまで英語特化せずに臨むかな…。

ただし、英語は、ちゃんと勉強すれば、しただけ点数がついてくる科目でもあるので、真面目にコツコツ積み上げてきた生徒にとっては、ちょうど良い難易度だったのかもしれません。



【総合】


とにもかくにも、受験生の皆様はお疲れさまでした。
結果が出るまでは落ち着かないと思いますが、自分にとって難しかった問題は、他の受験生にとっても難しい問題なのです。
自分の苦手分野が出ていたとしても、他の受験生にとっては別の問題が苦手分野なのかもしれません。

人事を尽くしたのであれば、あとは天命を待つのみ。

また、どういう結果が出たにせよ、その結果を自らの糧にするのか、不幸の種にしてしまうのかは、自分次第でもあるのです。

この先には、楽しい高校生活が待っています。

その時に、勉強ももっと、という気があれば、是非、当塾も選択肢に加えて頂ければと思います。
皆様の素晴らしい未来を祈念しています。